2009 北海道ツーリング記
<五日目>
曇り→晴れ
( 2009年 7月 16日 (木))

■ 多少無理があろうとも
 朝6時ピッタリに目が覚める。目覚ましをセットしていないのにこの起床。本日に賭ける意気込みが伝わるだろうか。(笑) 昨日は本当にうんざりするほど雨にやられた。観光の予定も大幅に遅れを取ったので、これを取り返すのが今日の目標だ!

 6時半の朝食にあわせ、起床して身支度を整えたらさっさと荷物を車載してしまう。食べたら即出発する為だ。朝食は特筆するまでもない普通の朝食だった。ご飯をしっかり2杯頂いて宿を後にする。女将さん、また来るからその時まで元気でね!

 昨日走ったR272に出て東に向かう。まず最初のターゲットは野付半島。抜けられないのでピストンになるが、地図を見てちょっと気になったので行ってみる。早朝だけに風がちょっと冷たいが、雨具を着てた昨日を考えれば全てがマシに感じる。(笑)

 海岸線に当たるとR244になり、暫く行くと海沿いに逸れてd950となる。直線路を走っていくと両側が海になってくる。道の両側が海なんて、あんまりないよなぁ。


両側が海なのが分かりますか?
天気は回復するはずさ
 なんとも静かな景色だった。走る車は他にない。海風が少し強かったが、誰もいない景色ってのもまたいいもんだね。延々走っても、自分だけの世界が広がっていた。途中、湿地帯みたいなところがポツポツあり、小さな駐車場があって簡単な観光スポット?になっている。しばしそこでパシャリ。なんかこう、広大すぎて、カメラに収めきれないのが残念でならない。景色としては横に広いんですよ。


水と草が織り成す景色は、関東じゃあまり見られないね
 どやーっと走って先端まで行くと、途中で道が途切れていた。岬の先まではいけないようだ。(一般車進入禁止の看板) ダートになっていたし、まぁ仕方ないか。一息ついたら引き返す。ホントならここももっと日が昇って快晴になればとっても綺麗なんだろうなぁ。

 来た道を引き返しつつ、撮影スポットに止まっては撮影。ここでも直線路は健在。空も明るくなってきたし、幸先のいいスタートになってきたぞ。


空が青く、道も乾いてきた
気温は…ロンTでちょっと肌寒いかな?くらい
 R244まで戻ったら、そのままちょっと北上してR335との分岐を内陸へ。次なる目標は、地球が丸く見えるという開陽台。その途中の、名物道ももちろん通るけどね。

 d957を左折する。道道というか、名前のない道路は結構あるのだが、もちろんそれらもオバカなレベルの直線路。しかも交通量がほぼゼロだから下手な国道より走っていて楽しい。森林地帯や田園地帯を走りぬけると、色んなニオイや温度を感じてとても気持ちがいいね。やっぱり自然の中ってのはいいもんだねぇ。


諸君。まっすぐっていうのは、こういうことを言うんだよ。
 北海道ツーリング情報を検索すると必ずと言っていいほど紹介されている道、北19号。起伏のある丘を幾つか越える直線路なんだけど、これがまた凄いんだ。漫画で見たことある、走ってる車が消えたり見えたりして遠ざかっていくのを目の当たりに出来る。実際、走っててもジェットコースターのようなアップダウンで楽しいんだけどね。それでいて、基本、直線ですから!(そこは外せない)


見たことあるよね?
朝早かった&平日のせいか誰もいなかった
 ただただこの広大さにため息を漏らし、ぼーっとしてみる。うん、なんだか蒸し暑くなってきたな! 物思いに更けってる場合じゃないな!(笑) というわけで、続いて開陽台の展望台まで乗り入れる。

 ここはキャンプ場も併設されているらしく、夜景とかヤバイって話もあったんだが、何せ丘だから悪天候に弱く、ついでにバイクの乗り入れも無理だったので今回はパス。荷物が重くて、乗り入れダメなところはちょっと厳しいのよね。しかしまぁここの景色もすげーっていうか、広すぎるだろっていうね。さっきから広大としか言ってないけど、ホントにそんな感じなんだよ。パノラマ?っていうのかねぇ。眼前全てが水平線!みたいな。行けば分かるからみんなも行けばいい。(笑)


ちゃんと丸く見えるでしょ?

あぁ〜広すぎる〜
 新婚?っぽいカップルに写真撮影を頼まれ、一眼レフでパシャっと撮って差し上げる。うーん、なんか羨ましい!(カメラが) こんな景色、写真じゃ伝わらないのは分かるけど、綺麗に撮れる&残せると、後で見た時の思い出し方も違ってくるもんなぁ。とか思ったりね。この話は度々してるので今更どうこう言わないけどさ。(笑)

 念の為、日焼け止めを塗りなおして出発。中々いい天気だがちょっと風があるんだよねぇ。

 さてお次は摩周湖に屈斜路湖だな。d150に出て道なりに進む。誰もいないしまっすぐなので運転が楽。あぁあ〜と奇声に似た悦びの声を上げながら走ってると見えてくる「牛」の文字。通り道だからパシャっときました。


わざわざ寄るほどじゃあないんですけどね(笑)
 そのまま道なりに進むと、摩周湖の裏展望台に到着。展望台っていう割にあまり眺めが良くなかったけど、一応湖面は見えました。霧の摩周湖とかいうけど、霧っぽいのはなかったなぁ。雲が多いのは相変わらずなんだけど。湖面っていうか、湖の色は、関東のと比べると色が深い気がする。それだけ透明度が高いってことなんだろうね。ちなみにこの湖は出入りする流れがなくて、湧いているから綺麗なんだって。


これでも展望台の柵に登って撮ってたり(笑)
あ、誰もいなかったもんでね
 正直、若干拍子抜けしつつ(北海道に来て色んな景色を見続けていると慣れるってのもあると思う)、次は楽しみにしていた神の子池に向かう。d1115を暫く走ると、ダートの入り口がある。2kmとか書いてあったかな。大した距離じゃないのでそのままガシガシ突入。ダート走行もちょっと慣れてきた。


コーナーは砂利が溜まってるけど、路面は固いので問題なし
 神の子池。ハッキリ言ってこれはヤヴァイ! この湖はマジで凄かった。キレイすぎ。透明すぎ。そして神秘的すぎ。池の深いところだけ色が違うのが分かるかな。そもそも湖面に映る周りの景色が綺麗過ぎて、水の綺麗さが伝わると思うけども。


池っていうくらいだからそんなに大きくはない
湖面に映る景色が綺麗過ぎるでしょ?

真ん中の深いところだけ色が違う
こんなの見たことない!
 先に来ていたライダーも池を見て絶句してた。ホントに、微動だにしないレベルで動きが止まってた。(笑) 神の子とはよく言ったもんだね。こりゃホントに神秘的。すげーもんを見させて頂きました。これは実際に見たほうがいいと思う。写真じゃ伝わんないよ。

 綺麗なものをみると不思議と心が洗われた感じがするね。ちょっとテンション上がってしまった。おーし、この調子でどんどん行くよー!(笑)

 というわけでd1115に戻り北上する。緑町という辺りにきたら、右に逸れてサクラの滝へ。ここはほっしゃん(一日目参照)が中々面白いよと言っていたスポットなのだ。再びほっしゃんありがとう! で、肝心の滝へのアクセスは、またまたちょっとダートを走る。看板が出ているので特に迷うこともなく到着。既に何人か観光客が来ていた。

 この滝は、鱒の滝登りが見られることで有名らしい。暫く見てると鱒が飛び跳ねて滝に挑んでいるのが分かる。滝の落差は2メートル弱くらいはあるのかな。そんな中をピョンピョン跳ねて登っていく姿は中々力強かった。


真ん中の黒い影が頑張ってる鱒ちゃん
飛び上がる度に歓声が上がる
 d1115に戻り、R391に抜けて少し南下する。川湯温泉の辺りまで下ってホクレンで給油。今日は中々燃費が良いぞ。

 来た道を戻り、d102に逸れて小清水高原に向かう。展望台があったので寄ってみたが、屈斜路湖が眼下に広がる景色がとても綺麗だった。自然がそのまま残ってる感があって、うーん、日本にもこんなに景色があったのかぁと感心する。


綺麗だろ?(すげーとか広大とか言い飽きた(笑))

反対側は原生林って感じで綺麗な緑に覆われている
 こう見えて、実はちょっと風が強いのであんまりノンビリ見てられないんだな。(寒い) というわけで、出発。少し走るってd995へ左折。次なる目的地は美幌峠だ。

 単なる抜け道として選んだd995。この道が思いのほか走りやすくて楽しかった。関東で言えば伊豆スカのような綺麗な舗装路で、全線白点線の追い越し可能道路。もっとも走ってる車は一台もいなかったから追い越しは関係ないけどな。(笑) 90km/h近いスピードで快走というか爆走?してしまう。あぁ〜楽しすぎるぞ。山の中なので景色はあまりよくないが、適度なワインディングと綺麗な路面があればそれでお腹一杯なのだ。


やっぱりワインディングって楽しいね(笑)
この手の道路を関東で見つけるのは大変難しい
 結構な距離があったと思うが、あっという間に走り抜けてしまう。突き当りのR243に出たら左折して美幌峠へ。この道は観光地への道らしく車の往来が多くてペースが上がらない。トラックも多数走ってるので無理せずゆっくり流して美幌展望台に到着。観光客の姿がチラホラ。自衛隊の方も来てたけど、軍服?で見に来なくてもねぇ。(笑)


中島がクッキリ見渡せる
空も高くなってきて青空も見えてきた(風はまだ強いけど)
 この時点で11:00頃。ちょっとつまみ食いしたい気分だったが特に目ぼしい物もないので展望台を後にする。R243をそのまま下っていくと、ライダーに人気の和琴半島キャンプ場の看板が出ていたので覗いてみる。湖畔サイトで温泉が近く、ライダー用のスペースもあるとの噂は本当だった。ここなら連泊してもいいくらい雰囲気が良い。ここで定住キャンプも悪くないね。


湖自体がキレイすぎるわけですよ!
夕焼けとか相当ヤバイでしょうな
 湖畔キャンプの経験はまだないけど、これだけ綺麗な湖畔で、静かな湖畔を眺めながら満天の星空を仰ぐ、なんて、どんだけロマンチックなんだろう。クサいけど、ここまで完璧に揃うと言葉を失うよね。それぐらい綺麗で静かで落ち着く場所だった。

■ 出る杭は打たれる
 次々見て回る自然の産物に心を洗われ、テンションも上がってくる。おーし、こっからまたR243をどやーっと走って根室まで向かっちゃうよ。その前に別海町でマボロシの牛乳とやらを飲んで…。色いろんな目論見はあるものの、全てをこなすには移動が速いにこしたことはない。いいペースでR243をカッ飛ぶ。

 牛乳〜牛乳〜♪と自作のおかしな歌を口ずさみながらコーナーを右へ左へと快走していると、茂みの中にパトカー発見! およ!? 取り締まりにしちゃ測ってないけど…? そのままちょっと減速してスルー。サイドミラーを見ていると、赤灯回して車線に入ってきた。あっちゃー。やっちゃったなコレ。ハイ、やっぱり狙いは自分でした。(泣)

 ネズミ捕りって、こっちのほうだと道路脇に速度測る人がいて、その人が合図してその先で捕まえるスタイルが普通だと思ってたんだけど、北海道のほうはパトカー自体が測っているらしいね。だから脇に止まってるパトカーは測定してると思って間違いないワケだ。知らなかったとはいえ、パトカーの横を堂々と走り抜けた自分がバカでした。(笑) 結局違反は23km/hオーバーの2点12000円。制限速度標識のない60km/h道路だったのがせめてもの救いだった。一発免停とか最悪だからねぇ。(経験ありますけどね…)


検挙現場付近
こんな道で飛ばすなってほうが…
すみませんでした
 そんなこんなで30分のロス。まぁ確かに今日はちょっとペース速すぎる気はしてた。ここからは流れに乗って走ることにしよう。というわけで、別海牛乳を求めていたことを忘れて、厚床でR44に抜けてしまう。途中にあったポークチャップのロマンという店に寄ったのだが、定休日でやってなかった。ここも今度リベンジ決定だな。

 道の駅で一息入れたら、さぁここから根室半島。お土産に頼まれた花咲蟹の聖地ですよ。当然ながら納沙布岬も見てきちゃうからね。一番端ってやっぱりなんか響きが凄いじゃん。(笑) 道中は特に寄り道することなく根室まで到着。あ、途中でノッカマップ灯台とかいう、白黒の灯台があるって書いてあったので寄ってみたかったんだけど、大きな水溜りがあって深さが分からない&倒れたら洒落にならないので断念。まぁ遠目には大した灯台じゃなさそうだったからいいんだけど。(笑)


途中までは行ってみたんだけどねぇ
 ここでもまた広大な台地をひた走る。道は往来が少ないのかガードレールやらはあまり立ってない。根室の街中もそれほど車も多くなく、静かな街だった。市街地はスルーしてd35で海沿いを更に東へ。道もどんどんシンプルになってくる。冬、雪で埋まったら道がわからんぞこれじゃ…。

 そうこうしてると現れる納沙布岬の平和の塔。随分高くて立派だったが見ている人は誰もいなかった模様。(笑) 駐車場にバイクを停めてちょっとフラフラ見て回る。ここはここでいいもんだねぇ。最東端って響きがまた…(笑)


広いなぁ〜青いなぁ〜雲デカイなぁ〜

平和の塔
どの辺が平和なのかサッパリ分からず(笑)
 ちょっと海のほうに歩いていくと、また変わったオブジェが現れる。何をモチーフにしてんのか分からないけど結構な大きさだった。場所的に北方領土絡みでロシアとあれこれある地域だから、そういう意味合いのモノなのかもねぇ。(知らないけど) この辺は追々調べてみるか。 定番の岬の看板前でセルフショット。ここまで来たかぁ〜ってのは、現地にいる時はあまり実感ないものだよね。(笑)


人と比べると大きさが分かるでしょ
一体何のカタチなんでしょうか

晴れてはいるけど寒いんですよ
 この時点で14時。一通り見て回ったからちょっと遅めのお昼にしよう。一応、調べておいた請望苑でイクラ丼+鉄砲汁を食べる予定だったんだけど、カニカレーがオススメだっていうからそれに。730円だったかな。鉄砲汁は500円。カレーはカニの身が沢山入ってて美味しかった。味が濃くて有名な花咲ガニだから出来る芸当かもね。鉄砲汁はもちろん文句なしのウマさ。


こんなお店で

こんなものを食べました
スプーンが安っぽくて泣ける
 お腹が満ちたら戻るとするか。あんまり長居してると寝床の確保が大変になっちゃうし。というわけで、d35をそのまま進んで根室半島を一周する。途中、例によって風力発電があったのでその下で撮影。いや、実際、コイツってすげーでかいんだよってのをみんなに伝えたくて…。夏。


根元にバイク停まってんの分かるかな?
回ってると結構な迫力なんだよ
 根室市街まで戻ってきたら、左折して花咲港に向かう。毛蟹より美味しいよって噂を確かめるべく、花咲ガニとやらを食べてみたい!と実家から指令が出ていたので。目星をつけていた大八食堂に向かい、女将さんとお土産交渉。沢山オマケしてくれて大満足! 大量買いしちゃったよ…。実家の諸君、頑張って食べてくれたまえ!


花咲港に下りていくと左手にあるこのお店
料理もやってるみたいだね
 とか、発送の手続してると、コレ、サービスだから〜ってサンマの刺身が登場! サンマの刺身ってそうそうないよ? 鉄砲汁まで付けてくれて早速食べてみると甘くて感激。やべー、うますぎるんだけど! 根室は秋には秋刀魚も上がるらしく、カニと秋刀魚と昆布がいいよって教えてくれた。

 驚くのはまだ早い。まだ続きがあるのだ。横浜から〜とか色々雑談してると女将さんが「今日はキャンプかい?」と聞いてきたので、釧路の手前でそうするつもりです〜って答えた。天気が良かったので元々キャンプの予定だったからね。すると、帰り際にボイルした花咲ガニを2杯お土産にと持たせてくれた! ちょっとコレマジっすか!?さっき散々まけて貰ったのにその上こんなに…。いーからトゲに気をつけて食いな!ってどんだけ気前がいいんですかと。感謝感謝で頭を下げまくって店を後にした。


サービスの秋刀魚の刺身。甘くて口の中で溶ける感覚がたまらん!
カニの画像はまたあとで
 優しくされると嬉しくなる、基本単細胞です。(笑) 思わぬ展開で豪華な夕食が手に入ったので気分的にちょっとウキウキ。さぁあとは寝床を確保するのみだな! 天気は一応持ちそうなのであとは環境のいいところを見つけるだけだぁね。

 d142に出て西に向かう。こっから先は延々d142。中々快適なワインディングだった。花咲を出てすぐにある、昆布盛という町。昆布盛小学校から来ました!って言ったらちょっと衝撃だよな。(笑) もうちょっと違う名前を付けられなかったんだろうか。


こんな感じの快走路
防風林?で景色が悪いところもあるけど道は綺麗
っていうか誰もいねー!(笑)

ぱーっと開けると丘が連なる綺麗な景色になる
 その後もこの道沿いは変わった地名が続く。落石、別当賀、初田牛、貰人など。読めねー!(笑) そうこうしてると道はなぎさのドライブウェーとやらになり、霧多布岬に近づいてくる。ついでからそこも回っちゃおう。

 海からの潮風のせいか、霧っぽくなっている霧多布岬。今日は晴れてて景色は良かった。霧が多いから霧多布なのかねぇ。全くおかしな名前をつけたもんだ。


岬的にはかなり綺麗で迫力があった

お約束ショット
やっぱり風の強さと寒さは変わらない
 ついでと言っちゃなんだか、反対側にあるアゼチ岬にも行ってみる。ちょっと景色が遠いけど、ここもそれなりに綺麗だった。


ちょっと日が落ちてきたかな…
 太陽は段々夕焼けモードになってきた。やばいやばい、急がないと。目星のつけていた厚岸のキャンプ場へと急ぐ。d123の海沿い道路だけど、ここでもまた難読単語が続々と出現する。老者舞、来止臥、賤夫向、初無敵、知方学、入境学、冬窓床、又飯時、分遣瀬、重蘭窮、愛冠。一個でも読めたら大したもんだよ。(笑) 火散布で「ひちりっぷ」だったかな。もう無茶苦茶。(笑)

 読めねー読めねーと騒ぎながらワインディングを楽しんでいると、厚岸に到着。とりあえずキャンプ場まで行って現場検証。乗り入れOKだし、210円だし、ここでOKかな! ちょっとぐるっと回ってくるよと管理人のおじさんに伝えて町に繰り出す。

 とりあえずは岬でしょ! ってことで向かったのはIカップ岬。おいおいどんだけ巨乳だよ!って違うから。愛冠でアイカップだから。 ってのはいいとして、駐車場に停めてテクテク歩いていくと、森の中でゾワワーって音が! うお!?と思ったら鹿だった。そりゃもう馬がいれば完璧なくらい馬鹿じゃねーのってくらい鹿がいたわけだけど、コレ全部野生なのかと思うとちょっと驚くよね。こっちが何もしないと分かると、普通にクサを食み続けるという余裕すら見せつけてた。そんなこんなで辿り着いた岬。ここも立派に綺麗でホントにどこ行っても間違いない景色ばかりだね。


夕暮れ時ってこともあってホントに綺麗だったなぁ

鹿だよ鹿! 鹿だらけ!
 さてと。今日の観光はここまでにして、夕食を確保しよう。なんでも厚岸の街の特産は牡蠣らしい。牡蠣は好きなのでどれどれと駅前の駅弁を狙って道の駅やらも行ってみるもやってなさそう。うーん…とガイドを眺めてみると駅のまん前に牡蠣の卸売り?で有名らしいお店があるじゃないか。早速行ってみる。

 おじちゃんに牡蠣をくれって言ったらすぐ食えるのはないと言われたが、ちゃうちゃう、生でえぇねん!と食い下がり、5個購入。小粒は一個80円。大きいのは130円だったかな。もちろん生きてるやつね。

 あとは飲み物と簡単な惣菜をセイコマで入手してキャンプ場へ向かう。今回も自分のほかはバンガローが1組だけという寂しい状況。まぁね、平日だしこんなもんでしょ。だだっ広いサイトにポツンと設営し、早速夕食にする。

 よく走った今日の活動を労うかのごとく贅沢な夕食が並ぶ。海産物がこんなに並ぶなんて、下手な旅館より贅沢じゃないの。海鮮好きにはたまらない展開。嬉しいねぇ。


全面芝で外灯もあり、中々よい環境だった

キャンプ史上、最贅沢な食事となりました
 牡蠣は生で3つ。つぼ焼き(っていうの?)にして2つ。うますぎて一人で叫んだし。(笑) 花咲蟹は、一杯の半分をザク切りにして鉄砲汁にしてみた。あとは普通に解体してそのまま食べる。味が濃くてうま過ぎるんだけど!! あっという間に二杯の蟹がゴミ袋に収まりました。ビールで全てを流し込んだら、あぁ〜、幸せ〜!

 そんなこんなで贅沢した後は簡単に片付けてさっさと就寝。22時過ぎだったのかな。今日の反省と明日の予定を検討してるうちに寝落ちした模様。沢山走ったし色々見て回ったから疲れてて当然だね。寒かったけど雨は降らなかったから良かった良かった。明日もまたしっかり走りこむぞー!


▼ 本日の走行距離:582km(給油2回)


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